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パフォーマンストレーニングの理論と実践

Vol.10 スポーツパフォーマンスを向上するために大切なこと
ー ムーブメントプレパレーション6 ー

スポーツパフォーマンスを向上するために大切なこと

スポーツパフォーマンスを向上するためのトレーニングには、7つの手順があります。

① Corrective Exercise  コレクティブエクササイズ
② Movement Preparation  ムーブメントプレパレーション
③ Plyometrics  プライオメトリクス
④ Movement Skills  ムーブメントスキル
⑤ Medicine Ball  メディシンボール
⑥ Strength/Power  ストレングス/パワー
⑦ Energy System Development (ESD)  エネルギーシステムディベロップメント

という手順です。

「①コレクティブエクササイズ」に関しては、
Conditioning for Treatment:痛みとコリの解消(クライアントのためのコラム)
こちらのコラムで様々な改善エクササイズをご紹介しています。

「②ムーブメントプレパレーション」は、準備運動を行います。
儀式的な準備運動ではなく、
筋肉のストレッチ・筋肉の活性化・神経の活性化・動きの統合、などを
実践的に行います。

今回は、効率的なウォーミングアップをするために、
ムーブメントプレパレーションのジェネラルムーブメントを行いましょう。
(トレーニングの手順に関しては、Vol.3をご参照ください。)

【エクササイズ名】
Jog to Backpedal
ジョグ トゥ バックペダル

【ユニット】
ムーブメントプレパレーション

【要素】
ジェネラルムーブメント

【目的】
前後方向のウォーミングアップ
体感温度の上昇
筋組織の活性
神経系の活性
ムーブメントパターンの習得

【スタートポジション】
腰幅で立つ。

【手順】
①前方向にジョグする。
②バックペダルで後ろに移動する。
③左右の脚を交互に行う。