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パフォーマンストレーニングの理論と実践

Vol.3 痛みとコリを解消するために大切なこと
ー 改善の順序 ー

痛みとコリを解消するために大切なこと

痛みやコリを解消するには、4つの手順があります。

① Reset リセット
② Breathing 呼吸
③ Mobility 可動性
④ Motor Control 運動制御

という手順です。

「①リセット」では、筋膜や関節などをリセットして動かしやすい状態を作ります。
筋膜が高密度化していたり、関節が詰まった状態では、正しく動作を遂行することはできません。

「②呼吸」では、呼吸を適正化していきます。
1日に20,000回以上している呼吸、仮にこれが間違っていたらいかがでしょうか?
もし1日に20,000回もの代償動作をしているのであれば、これらを適正化することは優先順位が高いのです。

「③可動性」では、可動性を改善していきます。
特にモビリティジョイント(可動性関節)の可動性を取り戻すことは重要です。

「④運動制御」では、安定性と可動性を共に改善していきます。
スタビリティジョイント(安定性関節)とモビリティジョイント(可動性関節)を機能させ統合していきます。
運動制御とは、体をコントロールできる能力のことで、痛みの解消においても
スポーツパフォーマンスの向上においても、最も重要な要素の1つです。

これらの手順に則って、次章からは具体的なエクササイズをご紹介していきます。