指導者をつけることの大切さ
こんにちは。
トレーナーとして現場に立ち続けて20年になります、内野です。
2026年3月15日をもちまして、Best Performance Laboratoryは南青山で13周年を迎えました。
ここまで歩みを重ねることができたのは、日頃よりご来館くださっているクライアントの皆様、関わってくださっている皆様のお支えがあってこそです。心より感謝申し上げます。
13周年の当日は、スタッフ全員で合同トレーニングを行いました。
代表の桂トレーナーにフォームやポイントを確認してもらいながら、強度、意識の置き方、動作の質まで細かく見直し、全員で限界突破を目指す時間となりました。
その中で、改めて強く感じたことがあります。
それは、トレーナー、コーチ、指導者をつけることの価値は、多くの方が思っている以上に大きいということです。
トレーニングは、一人でも行うことができます。
自分自身で目標を持ち、継続して積み重ねることは、それだけでも十分に価値のあることです。
一方で、トレーナーとして20年現場に立ち、多くのクライアントの身体づくりやコンディショニングに携わってきた立場から強く感じるのは、身体を変える上で本当に重要なのは、ただ頑張ることではないということです。
大切なのは、自分にとって必要なことを、適切な方法で、適切な方向に積み重ねられているかどうかです。
ここに、トレーナーの存在意義があります。
人はどうしても、自分の感覚を基準に身体を動かします。
ですが、その感覚は必ずしも正確ではありません。
本人としてはしっかりできているつもりでも、実際には必要な部位に負荷が乗っていなかったり、別の部位で代償していたり、フォームが崩れていても気づけていなかったりすることは、現場では決して珍しいことではありません。
これはトレーニングを始めたばかりの方に限った話ではありません。
むしろ、経験を重ねている方ほど、自分の中の感覚や成功体験があるからこそ、無意識の癖や微細なズレに気づきにくくなることがあります。
だからこそ、第三者の専門的な視点が必要になります。
今、どこに課題があるのか。
どこを修正すべきなのか。
負荷を上げるべきなのか、それともまず動作の質を整えるべきなのか。
頑張る局面なのか、整える局面なのか。
こうしたことをその場で見極め、必要な修正を加えられること。
これが、トレーナーをつける大きな価値です。
指導者の役割は、単に知識を伝えることだけではありません。
本質は、今の状態を見極め、その人にとって必要な修正を加え、努力の方向性を整えることにあります。
身体は毎回同じ状態ではありません。
疲労の度合い、可動性、安定性、集中力、その日のコンディションによって、適切な刺激や意識すべきポイントは変わります。
その変化を踏まえて、今何を優先すべきかを判断することには、やはり専門性が必要です。
特にトレーニングフォームに関しては、「知っている」と「できる」の間に大きな差があります。
さらに言えば、「できているつもり」と「実際にできている」は全く別の話です。
今回の合同トレーニングでも、それを改めて実感しました。
自分では意識しているつもりでも、外から見てもらうことで初めて気づくことがある。
その場でフィードバックを受け、すぐに修正し、動きの変化を身体で理解する。
この過程にこそ、質の高いトレーニングの本質があると感じています。
身体を変えたい。
不調を改善したい。
姿勢を整えたい。
パフォーマンスを高めたい。
将来に向けて動ける身体を維持したい。
こうした目標に対して必要なのは、ただ運動をすることではありません。
今の身体の状態に対して、本当に必要な刺激を、適切な形で、継続的に積み重ねていくことです。
私たちトレーナーの役割は、身体の状態を見極め、目標に対して必要なプロセスを整理し、その時点で最も適切な関わりを行うことです。
その判断を適切に行い、努力の質を高めていくことにこそ、私たちが存在する意味があると考えています。
一人では気づけない課題に気づくこと。
自分では曖昧にしてしまう部分を明確にすること。
限界だと思った先に、もう一歩踏み込むこと。
そして、その努力を正しい方向へ導くこと。
これらはすべて、適切なトレーナーがいるからこそ得られる価値だと考えています。
Best Performance Laboratoryは14年目に入りました。
これからも、皆様にとって価値のある時間を提供できるよう、私たち自身が実践し、学び、磨き続けてまいります。
今後ともどうぞよろしくお願いいたします。




