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アリゾナ解剖実習5日目

こんにちは!トレーナーの桂です。

 

あまりにも鮮烈かつ、衝撃的な経験をしています。

 

現在、アリゾナでの解剖実習プログラム5日間の最終日の朝を迎えています。

 

一般的な解剖で用いられるホルマリン献体ではなく、体の自由度が高く、生前の状態に限りなく近い、冷凍献体での解剖実習プログラム。

 

詳細はまた改めさせて頂きますが、今までの4日間で多くの衝撃を受けました。

 

昨日までに、前面と後面の皮下脂肪や筋膜や一部の筋肉を剥ぎ取り、胸骨や肋骨の一部を取り外し、臓器を摘出しました。

 

皮膚、皮下脂肪、浅筋膜、深筋膜、筋膜の連結、筋膜の高密度化・癒着、筋や腱の走行や付着部、靭帯、軟骨、関節の滑りや構造。

 

解剖学の文献、画像、動画などで、今まで学んできたものとは大きくイメージが異なります。

解剖学の文献を「観る」眼が明らかに変わります。

 

そして、帰国後にクライアント様の体や動きを観る眼も明らかに変わることでしょう。

 

まさに、百聞は一見にしかず。

百見は一触にしかず。

 

イタリアのSteccoと並んで、世界で最も筋膜に関しての深い造詣を持っている指導者の1人であるThomas Myers.

 

Thomas Myersは解剖に臨むにあたって私たちにこのように語りかけてくれました。

 

我々は「死」に立ち会うという機会はあまり多くはない。

 

人は誰しもいつかは死を迎える。

このような経験をすることで、死というものを理解し、

死に対しての準備ができてくる。

 

正気と狂気は紙一重である。

アメリカまで来て遺体を解剖するなんて、クレイジーだと言う人もいるかもしれない。

しかし、もしこの世の中が狂気であるならば、我々が取り組んでいる死に向き合うという事は

正気かもしれないのである。

 

深いですね。

 

昨日は、メジャーリーグでも屈指の施設を誇るアリゾナダイヤモンドバックスの施設も視察させて頂きました。

PRI,FMS,FRCなどを用いて一貫した素晴らしいシステムで選手をサポートしています。

 

解剖以外にもこのような多くの貴重な体験をさせて頂いていますが、出発の時間が近付いてきたので、また改めさせて頂きますね。

 

それでは解剖最終日、行って参ります。

 

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