FCSセミナーに参加して
こんにちは!
トレーナーの桂です。
ロサンゼルスから帰国しました。
世界初開催のFCS(Fundamental Capacity Screen)セミナーに参加してきました。
去年夏の発表以来、1年間かけて私たちもパフォーマンススクリーニングの検証をして課題を感じていましたが、今回の納得の講習内容は、想定より上をいっていたと言わざるを得ません。
人のパフォーマンスをスクリーニングするにあたって、
介入方法の根拠をより明確にするために、いつかは誰かがパフォーマンスという複合的要素の最低基準値を定量化しなくてはならない。
パフォーマンスのカットオフ値を定めなければならない。
そんな時代なのかな、と思います。
最初は荒くても、おそらくデータが集まれば集まるほどに、マニュアルはアップグレードし、カットオフ値は精査され、このスクリーニングはより一層価値のあるものになることでしょう。
現にマニュアルには、Version2.1と記してあります。
小さな一歩ですが、大きな一歩。
まずは時代が一歩前に進んだという事だと解釈しています。
明日から、検証に検証を重ねる毎日が始まります。
滞在中にリトルトーキョーにある全米日系人博物館(Japanese American National Museum)に立ち寄りました。
日本人がどのようにしてアメリカに移住し、戦争という冬の時代を米国で生き抜き、戦後どのように日系アメリカ人コミュニティを形成していったかを知りました。
博物館の最後には、こんな一文が記してありました。
『私たちは皆、歴史という過去の亡霊や魂と共存している。
歴史の共通意識は、私たち個々人を結びつける。
また文化は生き物であり、いつも変化し発展する。
私たちにとって一番重要なのは、歴史における変化とそれを受け入れていくプロセスなのであって、歴史的事実などはそれほど大切なことではないのだ。
私たちは皆、常に変わっていく世界に暮らし、それとともに私たち自身も変わっていくのだから。』
三世作家、デビット・マス・マスモト
歴史と過去の事実を理解し、前を見て
常に変化していく。
常に発展していく。
そのプロセスを受容し、
そして、進化していく。
我々トレーナーという素晴らしい仕事と通ずるものを感じますね。
2日間、素晴らしい学びと気付きをくれた、
Gray CookとLee BurtonとPhil Pliskyに感謝です。
そして、川尻さんにも大変お世話になりました。
また日本でお待ちしてます。
ありがとうございました!
【Best Performance Laboratory ベストパフォーマンスラボラトリー】
表参道・外苑前のパーソナルトレーニングはコチラ。