【第26回東京オープンボディビル選手権大会奮闘記】
こんばんは。
ご無沙汰してます。
トレーナーの桂です。
5月6日(日)に第26回東京オープンボディビル選手権大会が開催され、新井トレーナーと八谷トレーナーが出場しました。
内野トレーナーは3月に交通事故で大怪我を負い救急搬送されたため、今年は出場を辞退しました。
業務には復帰しています。
ご心配なく。
去年から緩やかに減量を開始し、
1月上旬から本格スタートで、
新井は70kg級エントリーのため、
82kgから70kgの12kg減、
八谷は60kg級エントリーのため、
77kgから60kgの17kg減でした。
結果は順当な結果で、
予選落ちです。
大会前日の夜に計量があります。
新井は、減量からカーボディプリートまで計画通りだったので、大会3日前からカーボローディング開始。徐々に体重を上げながら計量クリア。
八谷は、調整ミスのツケが最後に回って来て、
5月1日(火) に65.6kg、
前日計量の5月5日(土) には60.0kg、
という5日間で5.6kg落とすという荒業でした。
それも計量締切20分前から300g落とし、締切1分前にギリギリクリア。
計量前日と当日の追い込み時はギブアップするか何度も確認を取りましたが、諦めずにやり遂げたことは大きな自信にもなったことでしょう。
この辺はドキュメンタリードラマができてしまうほどに色んな事がありました。
しっかりと仕事をしながら、
食事を厳しくコントロールし、
タンニングスタジオに通い詰め、
レジェンドからポージング指導を受け、
週に10〜14回ほどハードなトレーニングを遂行し続けた半年間。
2人とも極限を体験したことが、大きな自信にもなったようです。
色んな成功や失敗も引っくるめて、
次に活かすための良い勉強になっていれば良いなと思います。
様々な方法を使って、
5日間で5kgを落とすことは可能ではあります。
しかし、当然身体への負担は大きく、
決して推奨はできません。
リカバリーも1日では間に合わず、
当日のコンディションは最善とは程遠くなります。
本来の正しい減量は、計画通りに行えば最後にバタバタと帳尻合わせをするようなこともありません。
最後はサクッと硫酸マグネシウムで細胞外液を出したら完了です。
階級別スポーツ選手の減量指導がトレーナーに求められることもあるでしょう。
減量が計画通りにいかずに計量クリアができるか微妙な緊急事態で、教科書には書いていない知識や方法が必要なこともあるでしょう。
百聞は一見に如かず。
百見は一体験に如かず。
色んな事を身をもって体験するのは、
とても大事なことです。
2人とも減量中は内心「もう二度とやりたくない」と思っていたそうですが、笑
苦しんで努力した上でやっと立てたステージから見える景色は、やはり感動的で格別だったようです。
「想像以上にステージは楽しかったです。悔しいのでまた必ず出場して結果を出します!」と言っていました。
素晴らしい。
コンテスト出場という経験を通じて、
ダイエット目的のお客様には、以前より少しだけ自信を持って指導ができるかもしれませんね。
計画し、実践し、誘惑を断ち、
弱い自分と向き合い続けた減量期間。
身体を鍛え、心を鍛えていく。
心身を練磨していく。
ボディビルという競技を通じて、
感謝の気持ちを忘れずに、
謙虚に学ぶ姿勢を忘れずに、
トレーナーとして、
人として、
成長していってくれれば嬉しい事です。
そして、来年は健太くんが優勝してくれる事でしょう。
楽しみです。
※大会後のご褒美 (笑)
【Best Performance Laboratory ベストパフォーマンスラボラトリー】
表参道・外苑前のパーソナルトレーニングはコチラ。