読書は2周目からが面白い -感じ方の変化-
“Learning is rooted in repetition and convexity, meaning that the reading of a single text twice is more profitable than reading two different things once, provided of course that said text has some depth of content.”
“学びとは繰り返しと凹凸性に根付いている。同じテキストを二度読むことは、2つの異なるものを一度読むより価値がある。もちろん、当該テキストにある程度の深みがあることが条件だが”
ー ナシム・ニコラス・タレブ レバノンの随筆家、認識論者
皆様、こんにちは。
課題図書のプレゼンを毎回楽しみにしています、発知です。
冒頭の言葉は、
リーマンショックを予言したことで有名なレバノンの随筆家、ナシム・ニコラス・タレブの言葉です。
毎月恒例の課題図書プレゼン大会に向け準備を進める中で、以前タレブの記事で見たこの言葉を思い出しました。
現在課題図書に指定されている自己啓発書ですが、
自分は大学4年時にこの書籍を一度読んだことがありました。
前回読んでからまだ2年も経っていなかったのですが、
学生から社会人へと大きく環境が変わった今改めて読み進めると、
”全く別の本なのではないか”
と思う程に新たな気付きで溢れていました。
大学時代、就活中に読了し、自己分析を深めることに大きく役立った本ではあったのですが、
内容を就職活動にしか転用できていなかった昔の自分は、
この本のポテンシャルをほんの僅かしか生かすことができていなかったと感じました。
一度読んだことのある同じ本でも、
その当時置かれている環境や、周りの人間関係などによって、
本に対する解釈や感じ方はまるで異なることを改めて実感しております。
また、
過去の自分が考えていたことと、現在の自分が考えていることが一冊の本を通じて結びつき、
化学反応を起こして新たなアイデアが生まれることもあると思います。
ついつい新しい本や話題の本に手を出してしまいがちになっていましたが、
自分の思考の変化に気付くため、
また、過去の自分からヒントを貰ってアイデアを生み出すため、
本棚に眠っている本達を読み返してみたいと思います。
それでは、今月の課題図書プレゼンも頑張ります!
(プレゼン大会の結果や内容は是非スタッフまで!)